この記事では、ピザで斬撃エフェクトのテクスチャを作れるのかどうかを紹介していきます。
完全にネタではありますが、楽しんでいただけると嬉しいです。
使用ソフト
・Unity
・Maya
・After effects or Photoshop
目次
1.ピザで斬撃を作成した経緯
なぜピザで作れると思ったのか…それは前回投稿した下記の記事がきっかけです。
この記事は上のような炎属性の斬撃テクスチャを作成する記事になっていますが、
色々調整していくと下のようなテクスチャができました。
すごくピザに見えませんか?
これでエフェクトを作ってみると…
普通に斬撃エフェクトになりました。
「もしかしてピザでも斬撃エフェクト作れるのでは…?」
となり作成したのが経緯となります。
2.素材、エフェクト作成
テクスチャ作成
最初にピザを撮影します。
マスク抜きしやすいように黒い物の上に置いて撮影しています。まあ光の反射で白くなっていますが…
※汚くて申し訳ないです。
次に、写真のピザ以外の部分をマスク抜きします。
今回はフォトショップを使用します。
1024×1024 72ppiで新規作成し、写真をインポートします。
レイヤー部分を右クリックし、レイヤーに変換します。
レイヤーに変換後、オブジェクト選択ツールを選択してピザ部分をクリックします。
ピザを選択できたら、選択範囲を反転させ、ピザ以外の部分を選択します。
選択範囲反転したら、Back Spaceキーまたは、Deleteキーで選択部分を削除します。
そして出来上がったテクスチャがこちらになります。
オブジェクト選択ツールのおかげで綺麗に抜けたと思います。
メッシュ作成
続いて斬撃エフェクト用のメッシュを作成していきますが、前回の記事でも作成したため、説明は省かせていただきます。
知りたい方は以下からご覧ください。
エフェクト作成
テクスチャとメッシュを作成したのでエフェクト作成に入ります。
使用ソフトはUnity、使用シェーダーはNova shaderを使用します。
Unityの数値も前回記事とほぼ同じなので省かせていただきます。
https://github.com/CyberAgentGameEntertainment/NovaShader/blob/main/README_JA.md
Nova shader URL
前回記事と同じ数値のものにピザテクスチャを適用すると上記のようになりました。
斬撃に見えなくもないですが、若干太いのか違和感を感じます。
続いて、Nova shaderのFlow mapのIntensityに-0.07を入れてみると、歪みによってできた残像感が斬撃らしさを出してくれました！
個人的にかなり良い見た目になってくれたと思います。
ちなみにFlow mapに適用したテクスチャは以下になります。AEで作成しました。
3.結果
結果…ピザで斬撃エフェクトは作れる！！
ピザのランダム感のある模様がとても良いです！
4.おまけ
作成したピザテクスチャをインポートし、トーンカーブを画像のような感じで付与します。
結果、上記のような炎属性っぽいテクスチャができました。
勢いを出すために、ブラー（方向)を付与するのもありかもしれません。
テクスチャを入れ替えて確認してみると…
結果、炎属性っぽい斬撃ができました！結構いい感じにできたのではないかと思います！！
今回の内容は以上となります。いかがだったでしょうか？
少しでも面白いと思っていただけると嬉しいです。
今後もこのような記事を上げることがあると思いますのでよろしくお願いいたします！
